金沢、建築家と侍の街
金沢、建築家と侍の街

金沢、建築家と侍の街

8年ぶりに石川県の金沢市に戻ってきました!
金沢市から招待されて、まだ知られていない魅力を発見・発信するためのツアーに参加させていただきました。芸術と地元の伝統文化が市民の誇りである金沢を、紹介します!

こちらの記事は金沢旅の2日目様子です。是非1日目に訪れたスポットを紹介する記事もお読みください。それでは、レッツゴー!

谷口吉郎・吉生記念金沢建築館

2日目は市内中心部から徒歩数分の場所にある、谷口吉郎・吉生記念金沢建築館からスタートです。
この建築館は、父・谷口吉郎さんから始まる家族の歴史を証言する建物であります。その息子・吉生さんも父親の影響を受けて、有名な建築家になりました。

谷口吉郎(父)は金沢で生まれ育ちました。彼は日本で尊敬されるほどの有名な建築家であり、皇室が外国の外交官などを迎える場所「迎賓館赤坂離宮」の一部を設計されました。実は、こちらの建築館には迎賓館で実際に作られたお茶室などが再現されています!

吉郎は、自分の地元である金沢の景観が変化し、伝統的な風景と街並みを失っていくことに悲しんでいました。そこで、「建築物の風圧に関する研究」という集いを作ったおかげで、日本で初めてとする街の風景を保護する取り組みを金沢で進めました。日本建築学会学術賞を受賞すごいお方なんです!

息子の吉生は父の足跡を追い、MoMA(ニューヨーク近代美術館)の一部や、前記事の紹介した鈴木大拙記念館など、多くの建物のデザインやの設計をされました。父・吉郎の金沢の家族があった土地に、谷口吉郎・吉生記念金沢建築館を創設したのも彼です。

谷口吉郎・吉生記念金沢建築館の詳しい情報
営業時間:9時30分から16時30分、月曜日休館(不定休館日もあり)
入場料:大人 310円
公式サイトで詳しい情報の確認ができます

日本三名園の一つ、兼六園でランチ

兼六園は耳にされたことがあるかと思いますが、日本三名園の一つとして昔から有名な庭園です。ところで、他の2つは水戸の偕楽園岡山の後楽園です。

兼六園の名前には由来があります。少し難しくて、間違ってはいけないので、公式サイトからの文書をそのまま書きます。

「六つを兼ねる園」という意味からそう名付けられたのですが、この「六つ」とは宋時代の書物「洛陽名園記」に書かれています。「広々とした、静かな、人の手によって作られた、古い芸術で、水の要素を持つ庭園」という6つの特質を意味します。はい、難しい説明はここまで!

当時、一番力があった加賀藩主である前田家により、江戸時代に作られました。庭園は巨大で、全てを見る時間がない場合は、まず中央にある霞ヶ池(かすみがいけ)に行くことをおすすめします。ここには石造りのこと灯籠があります。この灯籠から見る湖の景色は、公園で最も美しい景色の1つだと言われています。

私だって、兼六園の全ての魅力を見る時間がありませんでした。このブログでとっておきと情報や写真スポットをもっと紹介できるよう、将来的にもう一同訪れたいと思います!

兼六園の散策中に小腹が空いてきましたか?嬉しいお知らせがあります!庭内とその周辺に飲食店やスイーツ屋さんがあります。
今回のツアーで「兼六亭」にお邪魔させていただきました。定番メニューの一品、昔からお侍さんが食べていたと言われている石川県の故郷料理である治部煮がとても美味しかったです。

兼六園の開園時間・入園料等
営業時間 : 3月1日~10月15日 8:00〜18:00, 10月16日~2月末日 8:00〜17:00
◉ 入場料 : 大人320円
公式サイトで詳細をチェック

お侍さんが暮らしていた野村家

治部煮とお侍さんの噂をすれば、今回のツアーで最後のスポットに向かいましょう。

金沢の歴史が溢れる地区、長町にある美しい侍の屋敷の見学ができます。それは野村家です。

この屋敷は1583年、当時の加賀藩主(前田家)から侍だった野村家に送られたとされています。その後、廃藩と武家制度の解体により、だんだんこの屋敷の住民がいなくなってしまいました。
この歴史的な屋敷を無くしてはいけないと、地元のお偉いさんが購入し、そして少しリフォームをしました。ほとんどの部屋は昔と同じですが、それに茶室とお客さんが迎えられる部屋を新しく作ったそうです。

個人的に、野村家は素晴らしかったです。美しくて、日本の建築ならではの伝統的な作りも近くから見られてよかったです。そのうえに、屋敷の庭が素晴らしくて、縁側でずっと見てみたかったのです。必ずまた訪れます!

野村家の利用情報

◉ 営業時間 : 4月〜9月 8:30から17:30, 10月〜3月 8:30から16:30
◉ 入場料 : 大人 550円 
公式サイトで詳細をチェック

金沢、ありがとう!

1泊2日の金沢旅は終わりました。8年ぶりの金沢と言いながら、その魅力を再発見ができて、人が暖かくて素敵な街だと改めて感じました。
個人的に、金沢のいいところは都会すぎず、田舎すぎず、便利な交通機関と徒歩でもたくさん観光ができるところです。地元の伝統が金沢市民の誇りで丁寧に守れられています。

また将来、石川県を訪れる機会があったら、次は能登半島に行ってみたいです。その伝統や観光地が気になります!

今回のツアーを企画してくださった金沢市の皆様に感謝いたします。ありがとうございます。

金沢は素敵なまちです!ぜひ皆様も行ってみてください!

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